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また大阪港、神戸港とともに、わが国における外貿コンテナ取扱いの拠点港であるため背後圏が広く、互いに重複している。したがって大阪港と神戸港間で図2−6.に示すような交錯輸送も生じている。
さらに、神戸港の揚積コンテナのうち大阪以東でバン詰め・出しされるもの、大阪港の揚積コンテナのうち神戸港以西でバン詰め・バン出しされるものはいずれも阪神間を通過して輸送されるため、両港間に流動するコンテナと合わさって、阪神間を流動するコンテナはかなりの量になると考えられる。

図2−6.大阪港及び神戸港の間の外貿コンテナ流動

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2)大阪港及び神戸港の外貿コンテナ貨物の背後圏
大阪港または神戸港の揚積コンテナ貨物の生産地(輸出貨物)と消費地(輸入貨物)によって両港の背後圏を把握すると下図のとおりで、大阪港は、大阪府をはじめ大阪港以東の地域に発着する貨物が多いが、輸出貨物の生産地として兵庫県以西の地域が36%あるなど、背後圏は兵庫県以西におよんでいる。また、神戸港についても同様であり、その背後圏は大阪府以東にまで広がっており、両港の背後圏は重複している。

図2−7.大阪港及び神戸港の外貿コンテナ貨物の背後圏

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